商品先物取引ってなに?

step1 - part4

(売値−買値)×倍率×枚数 これさえ覚えれば大丈夫!

金標準取引を例に損益の計算方法を紹介しました。ここでは一歩進んで、倍率が異なるいろいろな商品や売りから始めた取引の損益を計算してみましょう。

公式はひとつだけ。

(売値−買値)×倍率×枚数

この公式をそれぞれのパターンに当てはめればそれでOKです。

主な商品の取引単位を知っておこう!

原油の買い(買いで利益が出たパターン)

米国でシェールオイル減産の見通しが伝えられたことから原油先物を3月16日に4万1500円で1枚買ったところ相場は狙い通りに上昇。4月23日に4万8000円になったところで利益を確定するために転売をしました。公式にあてはめると、各項目は次のようになります。

買値=4万1500円(3月16日)
売値=4万8000円(4月23日)
倍率=50倍 枚数=1枚
計算式=(4万8000円−4万1500円)×50倍×1枚=32万5000円

商品先物取引で利益が出た場合の仕組み

トウモロコシの買い(買いで損が出たパターン)

米国穀倉地帯の少雨による作付の遅れから農産物価格の上昇を予想しトウモロコシ先物を3月10日に2万7400円で3枚買ったものの相場は下落。4月11日にこれ以上の損失拡大を避けるために2万4700円で転売をして損を確定させました。

買値=2万7400円(3月10日)
売値=2万4700円(4月11日)
倍率=50倍 枚数=3枚
計算式=(2万4700円−2万7400円)×50倍×3枚=▲40万5000円

商品先物「売り」の魅力

商品先物取引では、先行き相場が下がると思ったら、売りから取引が始められます。株式のカラ売りのように逆日歩や貸株賃料を支払ったり、FX取引のように金利差次第でスワップ金利を徴収されることはありません。 その売りでの損益も計算しておきましょう。

白金の売り(売りで利益が出たパターン)

大手自動車メーカーの自動車生産が一部縮小されるとのニュースから、触媒としてのプラチナ(白金)の需要減退を予想し、1月19日に白金先物を4800円で2枚売ったところ予想通り価格が下がったので4月27日に4326円で買い戻して利益を確定しました。

売値=4800円(4月27日)
買値=4326円(1月19日)
倍率=500倍
枚数=2枚
計算式=(4800円−4326円)×500倍×2枚=47万4000円

ゴムの売り(売りで損が出たパターン)

新興国の景気減速に伴う自動車販売の減少が報じられたことから4月9日にゴム先物を195.0円で2枚売ったものの、価格が上昇したため4月30日に215.8円で買い戻しをして損切りしました。

売値=195.0円(4月9日)
買値=215.8円(4月30日)
倍率=5000倍 枚数=2枚
計算式=(195.0円−215.8円)×5000倍×2枚=▲20万8000円

制作協力:ダイヤモンド社

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