商品先物取引ってなに?

step1 - part3

証拠金取引なので投資効率が高い!

商品先物取引の最大の魅力は、証拠金取引であるためレバレッジ効果により資金効率の高い取引ができる点にあります。

東京商品取引所の2015年7月8日の金先物価格(先限、終値)は1グラムあたり4500円、7日後(5営業日)の7月15日には4573円になっています。仮に4500円で買って、4573円で売っていたらどうなっていたでしょう。

金先物市場では、「金標準」取引は1000グラム(1キロ)単位で行うものと決まっています。これを「取引単位」と呼びます。

実際に取引するのは取引単位の整数倍ですが、その際は「枚」という単位で数えます。つまり金標準取引なら1000グラムが1枚、2000グラムが2枚となります。また金の表示価格が1グラムであることから、金標準取引の「倍率」は1000倍となります。1グラムあたり1円動けば、金標準取引1枚で1000円の損益が発生することになるのです。

レバレッジを味方につけよう!

さて、今回は金標準取引を最低単位の1枚(1000グラム)買っていたとしましょう。するとその時の利益は、(売値−買値)×倍率×枚数で計算できます。

具体的な数字を当てはめてみましょう。

(4573円-4500円)×1000倍×1枚=7.3万円

次は必要となる資金で、具体的には取引の担保として預ける「取引証拠金」と商品先物会社に支払う「委託手数料」です。

証拠金の額は最低8.4万円(2015年7月上旬)です。「最低」としたのは、この8.4万円は商品先物市場で成立した取引の決済の履行を保証する「日本商品清算機構(JCCH)」が取引の価格変動リスクに応じて算出した額で、商品先物会社はそれと同額以上の証拠金額を定めているからです。

手数料は商品先物会社によって、また取引のスタイルによって異なります。ここではネット取引を想定して1枚あたり1000円とします。すると、必要なお金に対する利益の大きさ=収益率は7.3万円÷8.5万円で約86%になります。

では先物取引ではなく、金の現物を取引していたらどうだったでしょう。投下資本は当初の購入代金450万円。同じ計算で収益率は約1.6%と格段に低くなってしまいます。

株の場合(現物買いの場合)と商品先物の場合(金の場合)

主な商品の証拠金額(2015年7月上旬現在)*

*表中の商品のうち、東京コメおよび大阪コメは大阪堂島商品取引所で、その他は東京商品取引所で取引されている。

*日本商品清算機構が定める証拠金の最低額(PSR)。PSRの詳しい説明はstep1 part4で。

制作協力:ダイヤモンド社

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