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今週のマーケット展望「特にISM製造業景況指数に注目」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)

    こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。今週は米国で主要経済指標の発表が相次ぎます。注目していきましょう。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、9月2日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、先週末の日経平均について、『米中貿易交渉の進展期待などから200円超上昇し2万700円台に乗せて8月の取引を終えた』と伝えており、『ただ、相場のムードは依然として重苦しいままである。9月最初となる週明けの東京市場は反落して始まりそうだ』と示唆しています。

その背景について、『まず9月1日に米国が対中制裁関税第4弾を発動、中国も即時報復に動いた。31日に発表された中国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月より0.2ポイント低下し49.5だった。拡大・縮小の節目となる50を4カ月連続で下回っているが数値が悪化するのは5月以来、3カ月ぶりだ』と分析しています。また、『香港のデモが一向に収束しないのも不安材料だ』とするほか、『英国ではボリス・ジョンソン首相が議会を5週間閉鎖することを発表、ハードBREXITへの懸念も高まっている』と伝えています。

続いて、日本株について『相当打たれ強くなっている。8月は米国株が再三急落し、円高も105円割れまで進んだが日本株は意外にしっかりしていた。NY株が急落するたびに、市場関係者の多くが日経平均2万円割れを覚悟したに違いない』と説明しています。しかし、『2万円割れどころか、8月月間の安値は2万261円(終値ベース)。2万200円台で終わったのはこの1日だけで、他の安値は2万400円台までにとどまった。日経平均は2万500円の節目を挟んでの値動きとなり8月月間の平均は2万629円であった』とのことです。

この底堅さの理由については、『日本株はすでにボトム圏に達しているからだろう。日経平均の1株当たり純資産は2万円を超えている。PBRはほぼ1倍だ。PBR1倍割れは日本企業全体として純資産が毀損していくことを意味するわけで、さすがにそこまでの評価にはならない』と考察しています。

加えて、『下値は固まったので、あとは割安修正が入るきっかけ待ち』として、今週の材料について『なんと言っても米中貿易交渉の最終決着が最重要だが、9月の欧米日の金融政策会合も相場を動かす材料になるだろう。 株価浮上の最大の鍵は日本企業の業績底入れの兆しが見えること。しかし、それは7-9月期の決算発表シーズンである10月下旬まで待たなければならない。まずは8月についでパフォーマンスの悪い9月相場を乗り切ることだ』との見解を述べています。

今週は月初めということもあり、米国で重要経済指標の発表が相次ぎます。レポートでは、『3日にISM製造業景況指数、5日にISM非製造業景況指数、6日に雇用統計が発表される』と伝えるなか、なかでも最も注目したいのは『ISM製造業景況指数』であるとしています。そして、『ISM製造業の市場予想は51.5と前回の51.2から小幅に持ち直す見通し。ISM製造業は節目の50は上回っているものの前月まで4カ月連続で低下しており、市場予想通り下げ止まれば相場のムード改善に寄与するだろう』と分析しています。

このほか、今週は『2日がレーバーデーで米国市場は休場』であり、『週明けの東京市場は反落となりそうだと冒頭述べたが市場参加者が少なく小幅に下げて始まった後は、もみ合いに終始するだろう』と考察しています。

最後に、今週の予想レンジについて『2万500円~2万1000円』として、『米国景気指標と米中貿易協議に関するニュース次第では2万1000円の大台を試す場面もあるだろう』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ


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提供:フィスコ

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