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◎〔週間見通し〕シカゴ穀物、今週の安値が当面の底=グリーンC・大本氏

     大本尚之・グリーン・カウンティ社長=シカゴ・トウモロコシと大豆は、今週の安値が当面の底で、来週は堅調に推移するとみている。今週は米国が中国製品1300品目に制裁関税の方針を示したのに対し、中国が穀物など106品目に25%の報復関税を発動。関連する穀物はパニック売りに急落する場面がみられた。米中の貿易摩擦は確かに無視できない材料だ。ただ、これから9月までの天候相場期は、市場の関心が生育状況などに移る。天候プレミアムを意識し、価格はむしろ上昇する可能性が高い。
 中国が発表した106品目のうち、農産物で最も世界的に影響が大きいのは大豆だ。中国は年間9700万トンの大豆を輸入し、その約4割を米国産が占める。米国産を閉め出し、ブラジルやアルゼンチンに切り替えるのは物理的に難しい。トランプ大統領は中間選挙に向けて支持層に訴えるため、あえて強硬姿勢を示している感がある。中国側も報復措置は発表したが、具体的な実施時期を示しておらず、落としどころを話し合う展開になるのではないか。
 トウモロコシは4月から米国で生育期が始まる。天候リスクが上乗せされるため、シカゴ相場は3ドル70セントを下値とし、天候絡みで何らかの強材料が出れば、4ドルを超える可能性があるとみている。同様に大豆も10ドルを下値に、当面は11ドルを試す展開となりそうだ。
 米農務省が3月末発表した大豆の作付け意向面積は、市場の予想に反して減少すると予測した。ただ、市場にはなお懐疑的な見方が根強い。大豆はトウモロコシより比価が有利である分、農家の作付け意欲が高い。実際の作付面積が確認されるにつれて、大豆相場の上昇にブレーキをかける可能性がある。(了)
[時事通信社]

    

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