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◎〔外為・今日の材料〕ドル、110円台後半=対中関税発動の行方を見極め(2日)

     2日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、米政権による6日の対中輸入関税発動の行方を見極めようとムードが強まり、1ドル=110円台後半を中心にしたもみ合い展開になりそうだ。予想レンジは110円50銭〜90銭。
 前週末の海外市場では、欧州時間はEUの首脳会議で移民・難民問題で合意したことでユーロ買いが進展。ユーロ円の上昇がやや先行してドル円も堅調となった。その後、米メディアが「トランプ大統領がWTOから脱退したいと主張している」と報じたことから110円50銭前後に軟化。米国時間は、ムニューシン米財務長官が同報道を「誇張だ」と否定して110円90銭程度まで買い戻されたが、同水準で上値は重く、終盤は110円60銭前後で推移した。週明け東京時間の早朝は同水準でもみ合っている。
 市場では、米政権が6日に予定している中国の知的財産侵害への制裁措置の第1弾として、340億ドルの輸入製品に対する追加関税の行方に注目が集まっており、「米中当局の協議により、制裁関税の発動が回避されるかどうかがポイント」(運用会社)とみている。一方、「中国も米国と同額の報復措置を行うことは織り込んでおり、新たに強硬な動きが出てこなければ、いったんは材料出尽くし感が広がる可能性もある」(FX会社)との見方もあり、模様眺めムードが強まりそうだ。
 本日の東京時間は、6月の日銀短期経済観測調査(短観)が発表される。前回3月調査では、今年度の想定為替レートは109円66銭とだったが、「この水準が修正されるのかどうか見極めたい」(先の運用会社)とみている。このほか、6月の中国製造業PMI指数が発表される。海外時間は6月の欧州製造業PMI指数改定値、米国では6月のISM製造業景況指数の発表が予定されている。(了)
[時事通信社]

    

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