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◎〔米欧石油市況・詳報〕横ばい=熱帯低気圧で減産も、供給過剰予想が圧迫(12日)

     【ニューヨーク・ロイター時事】12日の米欧石油市場の原油先物相場は、ほぼ変わらず。熱帯低気圧の接近を受けてメキシコ湾沖合での原油生産が通常の半分未満に減少したが、数カ月後の世界的な供給過剰をめぐる懸念が上値を抑えた。
 英国産標準油種北海ブレント先物の中心限月9月きりの清算値は、0.20ドル高の1バレル=66.72ドル。米国産標準油種WTI先物の中心限月8月きりの清算値は0.01ドル高の60.21ドル。今週を通じてブレントは4%、WTIが4.7%上昇した。
 熱帯低気圧「バリー」は今後ハリケーンに発達し、週末に米メキシコ湾岸に上陸すると予想されている。接近を受けて石油各社がメキシコ湾での生産を減らしたことが相場を押し上げた。
 米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、米当局管轄下のメキシコ湾の産油量全体の59%近くに当たる日量110万バレルの生産がバリー接近のため停止された。
 ヒューストンのリパウ・オイル・アソシエーツのアンディ・リパウ社長は「原油市場はメキシコ湾での生産休止に支えられている。熱帯低気圧バリーが大きな洪水を引き起こし、ルイジアナ州の(石油)精製部門に打撃を与え、ガソリンとディーゼル(の供給)に影響するかどうかを、市場は注視する見込みだ」と述べた。
 国際エネルギー機関(IEA)は12日、今後9カ月間で米国の原油生産の増加ペースが低調な世界需要を上回り、世界的に大量の在庫増につながるとの見通しを示した。
 リパウ氏は「IEAのリポートは、熱帯低気圧バリーによって起きるかもしれない、いかなる相場上昇も抑えている。なぜなら相場は依然として経済成長減速に圧迫されて低迷しているからだ」と指摘した。(了)
[時事通信社]

    

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