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◎〔週間見通し〕WTI、株安受け弱含みか=ニッセイ基礎研・上野氏

     上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=来週のニューヨーク原油(WTI)先物相場は、方向感はあまり出ないものの、やや弱含むと見込む。世界の株式が10月上旬以降、米中貿易協議への楽観的な見方が広がったことから上昇基調を続け、割高感が出てきており、調整が入りやすい。リスクオフの流れになれば、原油も売られるだろう。中心限月となる期近の予想レンジは1バレル=51.5〜56ドル。
 足元は、米中摩擦を背景とした世界経済減速懸念が上値を抑える一方、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国による協調減産の拡大観測、中東の地政学リスクが下値を支え、安定した水準で推移している。来週もこれらに関する手掛かりを待ち、様子見ムードが強いだろう。
 ただ、米原油在庫は、不需要期のため、需給の緩みを示す内容になりやすい。また、中国国家統計局が発表した10月の製造業購買担当者景況指数(PMI)、同月の米シカゴ景況指数がいずれも低水準と、主要国でさえない経済指標が目立つ。
 1日は10月の米雇用統計と米ISM製造業景況指数、来週は10月の財新・中国サービス部門PMI、米ISM非製造業景況指数、11月の米ミシガン大消費者景況感指数などの指標が発表されるが、下振れリスクは高めではないか。これらを受けて株価が下がれば、原油も売られる。
 米中協議をめぐっては、両国の首脳会談が開催されるかや、「第1段階」の合意文書に署名できるかといった情報が注目される。(了)
[時事通信社]
    

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