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◎〔金利・債券市況〕先物、小幅安=方向感欠け、売り買い交錯(7日)
債券先物は小幅安。長期国債先物の中心限月2019年12月物は前日比03銭安の153円20銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債356回債利回りは変わらずのマイナス0.090%となっている。 前日の米債券市場が堅調だった流れを引き継ぎ、先物は高寄りして始まった。ただ、その後は売りに押され、マイナス圏で推移。前場中ごろには一時153円03銭の安値をつけた。 午後は方向感に欠ける中、売り買いが交錯。前日終値を挟み先物は上下動する展開となった。 市場では「日銀のマイナス金利拡大観測の後退に伴う売り圧力が残存している」(国内証券)との声が出ている。 現物利回りは、2年債は変わらずのマイナス0.195%、5年債は0.005%上昇のマイナス0.210%、20年債は変わらずの0.260%、30年債は0.005%上昇の0.405%などとなっている。(了) [時事通信社]