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◎〔週間見通し〕WTI、上昇も変動率高まるか=エレメンツC・林田氏

     林田貴士・エレメンツキャピタル代表取締役=来週のニューヨーク原油(WTI)先物相場は、米中貿易協議の進展期待などでリスクオンムードになった流れを受け、ベースは上昇相場になるだろう。ただ、米中協議の行方に加え、来週は米国でウクライナ疑惑に関する下院の公聴会が開かれ、トランプ大統領にとって悪いニュースが相次ぐ可能性もある。このため、ボラティリティー(変動率)は高まりそうだ。
 リスクオンムードの中、債券から株などのリスク資産へ資金が流入し、足元の原油相場を支えている。WTIは当面、50ドル台半ば〜60ドル台半ばの間で推移し、基調としてはこのレンジの上限を目指した動きになるとみている。
 米中協議は、両国の追加関税の段階的な撤廃が盛り込まれるか否かも含め、12月に両国首脳による「第1段階」の合意署名ができるかどうかが焦点だ。米下院はトランプ氏の弾劾訴追に向け、ウクライナ疑惑の重要証人を招いた公聴会を開催する。テレビ中継されるため、世論に大きな影響を与えそうだ。来週はこれらの関連ニュースでマーケットが大きく動くことも考えられる。
 短期では、テクニカル上、期近の継続足で9月下旬に付けた59ドルを突破できるかがポイント。これを上抜ければ9月16日の63ドルを目指してもおかしくない。一方、米中協議が行き詰まったり、トランプ氏にとって悪いニュースが重なったりすれば、52〜53ドルまでの下落もあり得る。
 来週は、米エネルギー情報局(EIA)、石油輸出国機構(OPEC)、国際エネルギー機関(IEA)がそれぞれ月報を公表し、石油の需給見通しが示される。12月のOPECと非加盟産油国の会合で、協調減産の延長や拡大について意思決定する際の重要なデータになると考えられ、その内容を注目したい。(了)
[時事通信社]
    

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