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◎〔週間外為見通し〕ドル円、底堅く推移か=SMBC信託銀・二宮氏

     二宮圭子・SMBC信託銀行シニアFXマーケットアナリスト=来週のドル円は、米中貿易協議に注目しつつ、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ打ち止め観測が浮上する中、米経済指標をみていくことになる。底堅い展開とみられるが、心理的節目の1ドル=110円を超えて円安が進むにはまだ不透明な部分がある。
 今週は、週初からドル高が続いた。ダウ工業株30種平均が史上最高値を更新するなど米主要株価3指数が上昇。米長期金利が上昇し、株高を伴うドル高・円安が続いた。先送りとなった米中貿易協議について、12月には部分合意したい意向があるとみられる動きが出てきて、投資家のリスク選好姿勢がみられた。
 来週は、米中の交渉が12月であれば、いつ、どこで開かれるか、といった情報に気を配ることになる。交渉進展に対する期待が続けばドル買い・円売りとなるが、間際になるまでどこでひっくり返るか分からず、警戒も必要だ。
 また、米国景気の後退懸念が一時期ほど強くない。FRBが利下げ打ち止めを示唆する中、経済指標では、15日に公表される10月の米小売売上高は9月に比べ加速する見込みだ。15日には10月の米鉱工業生産も公表される。これまで3回にわたる利下げ効果が出てくるか、見極めたい。
 ほかにはパウエルFRB議長の議会証言があるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの発言機会も目白押しだ。これらで金融政策の指針に対して何らかの手掛かりをつかめるかどうか注目だ。
 ユーロ圏は利下げ余地が少なく、案外しっかりするのではないか。
 週間予想レンジは、ドル円が1ドル=108円00銭〜110円10銭。ユーロドルは1ユーロ=1.0980〜1.1130ドル。(了)
[時事通信社]
    

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