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◎〔週間外為見通し〕ドル円、新型ウイルス影響見極め=値幅は限定的か

     来週の外国為替市場のドル円相場は、中国・武漢市を中心にした新型コロナウイルスによる肺炎の影響を見極めながら、推移しそうだ。ただ、1月下旬から2月上旬にかけての大きく上下動する場面はみられなくなりつつあり、値幅は限定的にとどまりそうだ。週間想定レンジは108円50銭〜110円50銭。
 今週は、米雇用統計の内容が良好だったことなどから米株式市場が堅調となった。新型肺炎が広がる勢いも一時鈍ったことで、ドル円は110円を超える場面があった。ただ、中国で感染基準を拡大したことで、感染者・死者数が急増。先行きの不透明感が増したことで、安全資産とされる円の買いが強まり、再び109円台になった。
 来週は、「新型肺炎次第ではあるが、感染者数など直接的なデータに反応する局面は終わりつつある」(FX会社)とみられる。そこで、中国や世界の経済への影響を測ることになりそうだが、まだ十分に織り込まれていない経済指標が多いとみられる。「そうした中でも何か兆しが出るとしたら、この二つ」(同)とされるのが、18日の米ニューヨーク連銀2月製造業景況指数、20日の米フィラデルフィア連銀2月製造業景況指数、という。米製造業の景況感が立ち直りつつある中だけに、中国のサプライチェーン(部品供給網)が関わるとみられる製造業関係の指数には注目だ。個人消費をめぐっては、19日の米1月住宅着工件数などが公表予定。これら指標の内容が良好だった場合、米株高と歩調を合わせてドル高・円安が進みそうだ。ただ、米長期金利は低下傾向で、上値は限定的とみられる。
 一方、「世界経済を見渡すとユーロ圏が注目を集めている」(生命保険)。新型肺炎が広がる中国と関係が深いほか、ドイツ、アイルランドなどで政局不安が指摘され、ユーロドルも「どちらかというと下方に見ておいた方がいい」(同)とみられている。(了)
[時事通信社]
    

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