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◎〔米欧石油市況・詳報〕下落=米中緊張懸念、需要回復疑問視で(22日)

     【ニューヨーク・ロイター時事】22日の米欧石油市場の原油先物相場は2%以上下落した。米中間の緊張の高まりに加え、新型コロナウイルス危機から燃料需要が素早く回復するかが疑問視された。
 新型コロナの世界的流行で各国政府が移動制限措置を課し、企業が操業を停止する中、燃料需要は最近数カ月で急減。経済活動が再開し始める中、原油価格は最近数日間で上昇した。しかし中国が22日、今年の経済成長目標の公表を初めて見送ったことを受けて原油は下落した。
 石油ブローカー、PVMのスティーブン・ブレノック氏は「新型コロナウイルスはここ10年間の世界の原油需要の伸びを帳消しにした。回復には時間がかかるだろう」と述べた。
 英国産標準油種北海ブレント先物の中心限月7月きりの清算値は、0.93ドル(2.6%)安の1バレル=35.13ドル。米国産標準油種WTI中心限月7月きりの清算値は、0.67ドル(2%)安の33.25ドル。
 中国当局者は21日、昨年の香港の反政府デモを受けて、香港に新たな国家安全法を導入する方針を明らかにした。トランプ米大統領は、導入されれば非常に強い対応を取ると警告した。
 今週を通じては、ブレントは8%、WTIは13%、それぞれ上昇した。ただ、上昇の大きさ、ペースとも過度との見方も一部ではある。ライスタッド・エナジーのシニア石油市場アナリスト、パオラ・ロドリゲス・マシウ氏は「(新型コロナの)感染第2波はそれほど低い可能性ではなく、新たな封鎖措置が講じられれば相場は今より大幅に安い水準に急落しうる。市場はそれを知っている」と指摘した。(了)
[時事通信社]
    

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